松原 智恵子 – 75歳
若々しくて凛と美しい彼女が75歳と知って驚く人は大勢いるだろう。今も現役で演技の仕事を続ける松原智恵子が女優のキャリアを歩み始めたのは高校生の時。日活が行っていた「ミス16歳コンテスト」に副賞の東京見学目当てで応募し、見事入賞。東京見学には日活撮影所の見学が含まれており、そこでスカウトされた。好奇心旺盛な15歳の彼女は母親の反対をよそに女優の道に進み、1961年公開の映画『夜の挑戦者』の1シーンへの出演が、女優・松原智恵子のデビューとなった。
その洗練された容姿で瞬く間に日活全盛期を代表する人気スターのひとりとなり、当時は吉永小百合、和泉雅子と並んで「日活三人娘」と呼ばれた。その後数々の映画やドラマ、バラエティーで活躍してきた清純派スターは、15歳のデビューから60年経つ今でも役者の仕事を楽しんでいると語る。2016年1には第1回ソチ国際映画祭で『ゆずの葉ゆれて』の演技が認められ、主演女優賞を受賞している。